ari23の研究ノート

メーカ勤務エンジニアの技術ブログです

Julia超入門|for文

今回はJulia言語のfor文を扱います🐜

開発環境

開発環境は以下の通りです。

項目 内容
OS Windows 10 Home 64bit
Julia 1.6.3
Cmder 1.3.14

※Cmderは必須ではありません

解説

for文の書き方について、スクリプトを見ながら簡単に解説します。 以下をprintcharfor.jlファイルとしてコピペして、動かしながら確認してください。

<スクリプト例>

function main()
    # 文字列用意
    str = "Hello world!"

    # 文字の数を取得
    num = length(str)

    for i = 1:num
        # 1文字出力
        println(str[i])
    end
end

if abspath(PROGRAM_FILE) == @__FILE__
    main()
end


<出力結果>

C:\ari23\dev\julia
λ julia printcharfor.jl
H
e
l
l
o

w
o
r
l
d
!

for文

Juliaでのfor文の書き方は、基本的に他のプログラミング言語と同じような形です。

for カウンタ変数 = 開始端:終了端
        ~計算~
end

forend内で、「カウンタ変数」は「開始端」に設定した値から、「終了端」に設定した値まで1つずつ増えながら、計算を実行します。

もちろん、カウンタ変数に設定する変数はiに限定されず、なんでもOKです。

上記のスクリプト例では、文字列strをfor文を使って1文字ずつ出力するプログラムです。簡単ですね!

その他の詳細は公式ドキュメントを参照してください。

問題|総和(for)

1~10までの総和を、for文を使って求めてみましょう。

回答はこちら

おわりに

Juliaのfor文を簡単にまとめました。

今回の例題は、実はin演算子を使うと、もっとスッキリ書くことができます。余力のある方はぜひ挑戦してみてください。

以上、参考になれば幸いです(^^)

次はこちら

参考文献

参考文献は以下の通りです。

  • Julia Documentation
    Julia公式のドキュメントです。英語ですが、とても丁寧に書かれていて、疑問はだいたい解消されるのではと思います。読み応えも十分。

  • 1から始めるJuliaプログラミング
    公式ドキュメントの分量があまりに多くて、もう少しまとまったものが欲しいと思って購入しました。基本から応用まで幅広くカバーされつつ、量も丁度良いです。