ari23の研究ノート

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Julia超入門|インストール方法

データ分析をやっている方なら1度は聞いたことがある、Julia言語に私も手を出してみました🐜
しかし、業務で使用するにはまだタイミングが早いようで、普段は全く触る機会がありません。

そこで備忘録を兼ねて、「Julia超入門」と勝手に題し必要最低限の記法をシリーズものとしてまとめてみようと思いました。

全体を通してかなり端折った内容になりますが、なるべく公式サイトのリンクを貼って、補完できるように努めます。

Juliaの特徴

本題入る前に前置きとして、Juliaの特徴を書きます。

たくさんあるとは思いますが、やはり一番は実行速度だと思っています。

私は普段、Pythonを使ってデータ分析をしていますが、頑張ってもなかなか高速化できず、実行時間が長くなってしまうことが多々あります。

そういった場合に取れる手段として、

  • Cで書き直す
  • CythonまたはNumbaなどを使う

などが挙げられますが、どれも既存のコードを修正する必要があり、はっきり言ってメンドクサイです。

しかし、Juliaはスクリプト言語なのに、実行速度がC並に速いと謳っています。 これはデータ分析屋にとっては、まさに夢のようなプログラミング言語です。

もちろん、まだ若い言語であるため、ライブラリ等々は不足していますが、データ分析や機械学習の分野において、将来Pythonにとって変わる可能性を秘めていると思います。

これにピンとくるものがありましたら、少しずつ構わないので一緒に盛り上げていきましょう!w

余談

検索でこの記事にたどり着いた方ならご存知だと思いますが、プログラミング言語のJuliaについて調べたい場合は、検索キーワードに「Julia言語」もしくは「Julia lang」を必ず入れましょう。

でないと、プログラミング言語でないJuliaさんに遭遇することになります。ちなみに私は1回、職場でやらかしたことをお伝えしておきますw

インストール方法

ここではWindowsを対象とします。

開発環境

開発環境は以下の通りです。

項目 内容
OS Windows 10 Home 64bit
Julia 1.6.3
Cmder 1.3.14

※Cmderは必須ではありません

手順

まず、Juliaの公式ページに行き、「Download」をクリックします。

公式トップページ
公式トップページ

Current stable と Long-term support の2種類がありますが(記事執筆時)、せっかくなので私は前者を選択しました。もし、長く使いたいと思うのであれば後者を選択すればよいと思います。
64bitのWindowsなので、「64bit(installer)」をダブルクリックして、ダウンロードします。

インストーラ一覧
インストーラ一覧

ダウンロードできたら、.exeファイルをダブルクリックします。すると、以下のような画面が出てくるので、「Next」をクリックします。

インストール先選択
インストール先選択

「Next」をクリックします。コマンドプロンプトで操作する際は、「Add Julia to PATH」にチェックを入れて、PATHを通すとよいです。

追加タスク選択
追加タスク選択

Juliaインストール中。

インストール中
インストール中

「Finish」をクリックします。

インストール完了
インストール完了

すると、デスクトップにJuliaのショートカットが出てきます。これをダブルクリックします。

ショートカット
ショートカット

以下のような画面が出てくれば、インストール完了です。

REPL
REPL

エイリアス設定

私はいつも、ターミナルアプリCmderを使用しています。これならaliasを設定することで、PATHを汚さずに済みます。

julia.exeはAppData配下にあるので、以下のように設定します。

julia=C:\Users\ari23\AppData\Local\Programs\Julia-1.6.3\bin\julia.exe $*

Cmderでjuliaと打つだけで、Juliaが起動します。

CmderでJulia起動
CmderでJulia起動

詳細はこちらを参照してください。

おわりに

今回はJuliaのインストール方法についてまとめました。

次回からは、Juliaの記法に触れたいと思います。

以上、参考になれば幸いです(^^)

次はこちら

参考文献

参考文献は以下の通りです。

  • Julia Documentation
    Julia公式のドキュメントです。英語ですが、とても丁寧に書かれていて、疑問はだいたい解消されるのではと思います。読み応えも十分。

  • 1から始めるJuliaプログラミング
    公式ドキュメントの分量があまりに多くて、もう少しまとまったものが欲しいと思って購入しました。基本から応用まで幅広くカバーされつつ、量も丁度良いです。