今回は、Xサーバを含むGWSLをご紹介します🐜
GWSL
GWSLとは、Windows Storeにあるフリーアプリで、WSL専用のXサーバです。こちらの記事では、同じXサーバのVcXsrvのインストール方法をまとめていますが、GWSLの方が遥かに簡単です。
また、本質ではありませんが、公式サイトや動画がとてもクールでかっこいいです。
一方、ちょっと注意すべき点もあるので、そちらも合わせて記事としてまとめました。
開発環境
開発環境(というか実行環境)は以下の通りです。
項目 | 内容 |
---|---|
OS | Windows 10 Enterprise 64bit |
Version | 21H1 |
リモート側 | WSL2 Ubuntu 20.04.3 LTS |
動作確認していませんが、Windows 10 Homeでも同じだと思います。
インストール方法
Windows Storeで「GWSL」と検索するとすぐにでてくるので、以下の画面で「入手」をクリックします。
「開く」をクリックします。
インジケータにあるGWSLのアイコンをクリックし、「GWSL Distro Tools」をクリックします。
「Display/Audio Auto-Exporting」をクリックします。
再起動を促されるので、「はい」をクリックし、WSL(ここではUbuntu)を再起動します。
以上で設定は終了です。あとは "xeyes &" などのコマンドを叩けば、GUIアプリが起動します。
まとめる必要のないくらい簡単ですね!
注意点
2つあります。
.bashrcが自動で書き換わる
VcXsrvのインストール方法と決定的に違うのは、GWSLでは.bashrcを編集する必要がありません。というか、GWSL側で勝手に.bashrcを書き換えてしまいます。
参考として、設定後の.bashrcを以下に示します。
実線の赤枠は、GWSLが追記した箇所です。点線の赤枠は、私がもともと書いていたDISPLAYの設定だったんですが、GWSLに削除されてしまいました。
これはGWSLの仕様であり、使い方を考えれば妥当な処理ですが、個人的にはちょっと違和感がありました。
サイズがちょっと大きい
GWSLは使い勝手が良いことが売りで、Xサーバ以外に例えばPuTTYなどのアプリも入っています。
そのせいでVcXsrvと比べると容量が少し大きいです。
おわりに
Xサーバを調べている過程でGWSLを見つけ、インストールがとても簡単だったので、紹介がてら記事にしてみました。
初心者の方にはとても便利なアプリだと思います。
以上、参考になれば幸いです(^^)