ari23の研究ノート

メーカ勤務エンジニアの技術ブログです

GWSLのインストール方法

今回は、Xサーバを含むGWSLをご紹介します🐜

GWSL

GWSLとは、Windows Storeにあるフリーアプリで、WSL専用のXサーバです。こちらの記事では、同じXサーバのVcXsrvのインストール方法をまとめていますが、GWSLの方が遥かに簡単です。

また、本質ではありませんが、公式サイト動画がとてもクールでかっこいいです。

一方、ちょっと注意すべき点もあるので、そちらも合わせて記事としてまとめました。

開発環境

開発環境(というか実行環境)は以下の通りです。

項目 内容
OS Windows 10 Enterprise 64bit
Version 21H1
リモート側 WSL2 Ubuntu 20.04.3 LTS

動作確認していませんが、Windows 10 Homeでも同じだと思います。

インストール方法

Windows Storeで「GWSL」と検索するとすぐにでてくるので、以下の画面で「入手」をクリックします。

GWSL入手
GWSL入手

「開く」をクリックします。

GWSL実行
GWSL実行

インジケータにあるGWSLのアイコンをクリックし、「GWSL Distro Tools」をクリックします。

GWSL設定
GWSL設定

「Display/Audio Auto-Exporting」をクリックします。

GWSL-Config
GWSL-Config

再起動を促されるので、「はい」をクリックし、WSL(ここではUbuntu)を再起動します。

再起動メッセージ
再起動メッセージ

以上で設定は終了です。あとは "xeyes &" などのコマンドを叩けば、GUIアプリが起動します。

まとめる必要のないくらい簡単ですね!

注意点

2つあります。

.bashrcが自動で書き換わる

VcXsrvのインストール方法と決定的に違うのは、GWSLでは.bashrcを編集する必要がありません。というか、GWSL側で勝手に.bashrcを書き換えてしまいます。

参考として、設定後の.bashrcを以下に示します。

GWSLによる.bashrc書き換え
GWSLによる.bashrc書き換え

実線の赤枠は、GWSLが追記した箇所です。点線の赤枠は、私がもともと書いていたDISPLAYの設定だったんですが、GWSLに削除されてしまいました。

これはGWSLの仕様であり、使い方を考えれば妥当な処理ですが、個人的にはちょっと違和感がありました。

サイズがちょっと大きい

GWSLは使い勝手が良いことが売りで、Xサーバ以外に例えばPuTTYなどのアプリも入っています。

そのせいでVcXsrvと比べると容量が少し大きいです。

おわりに

Xサーバを調べている過程でGWSLを見つけ、インストールがとても簡単だったので、紹介がてら記事にしてみました。

初心者の方にはとても便利なアプリだと思います。

以上、参考になれば幸いです(^^)